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ギャッベとラグの違いとは? ギャッベを選ぶ際のポイントも解説

ギャッベとはイランの遊牧民族が織り出す敷物のことです。日本よりも過酷な環境であるイランで使用されているため、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるのが特徴です。自然の染料が織りなす風合いは、落ち着きのある空間を演出できるでしょう。とはいえ、一般的なラグとの違いをはっきりと理解できていない方もいるかもしれません。

そこで本記事では、ギャッベとラグの違いについて紹介します。ギャッベを選ぶポイントやメリット・デメリットも紹介しているので、併せて参考にしてください。

ギャッベとは?



ギャッベとは、イランのシラーズ市を遊牧する民族が織り出す絨毯のことです。目が粗くて毛足を長く織るのが特徴とされており、暑さや寒さをしのぎながら快適な生活を送るためのアイテムとして古くから受け継がれています。素朴な見た目にもかかわらず、しっかりとした作りになっていることから今では多くの方に愛されている絨毯です。

またギャッベは自然が織りなす風合いを持っていることから、木造住宅や木材のインテリアとの相性も抜群です。ギャッベを1枚取り入れるだけで、暖かな空間を演出できるでしょう。

ギャッベとラグの違い



ギャッベとラグの主な違いは以下のとおりです。

● 素材
● 織り方
● 染料

それぞれの違いについて解説します。

素材



ギャッベは羊毛(ウール)100%でできており、夏は涼しく冬は暖かさをキープできるのが魅力です。また羊毛には天然の皮脂成分が含まれているため、燃えにくく汚れがつきにくいという特徴があります。そのため自宅の防災対策としての役割も果たしてくれるでしょう。

一方、ラグはポリエステルをはじめとする化学繊維を原料としている敷物です。化学繊維を使用していることから、安価で購入できるのが魅力の一つです。さらに近年は使われる化学繊維の品質が向上しているため、汚れがつきにくいラグも広まっています。

織り方



ギャッベは人の手で一つひとつ丁寧に織られているのが特徴です。本来は遊牧民が生活を快適にするために織り出したものであることから、デザイン画などは用意されていません。そのためまったく同じデザインのギャッベに出会えることはなく、全て一点ものです。だからこそ一つひとつのギャッベに価値が生まれ、多くの方に愛されているのでしょう。

反対にラグは機械で織られているのが一般的です。すると大量生産が可能となるため、安価のまま市場に広く販売できます。ギャッベのように一点ものではないため、気に入ったデザインを再度購入することも可能です。

染料



ギャッベは自然素材を用いて染められているのが特徴です。ギャッベを生み出した遊牧民はその地域に生息している胡桃やザクロの皮、野草などから抽出したものを染料として活用しています。そのためギャッベは自然の染料が生み出す優しい色合いが魅力ともいえるでしょう。ただし近年は化学染料を使うギャッベも販売されているため、よく確認してから購入するのがおすすめです。

一方、ラグは素材である化学繊維が染まりにくいことから、特殊な化学染料を用いて染色しています。また温度や圧力などを調整した専用の機材で染めているのも特徴の一つです。

ギャッベを選ぶメリット



ギャッベを選ぶメリットは主に以下のとおりです。

● 生地が丈夫にできている
● 厚みがあるため遮音性が期待できる
● ホットカーペットや床暖房と併用できるものもある
● 汚れがつきにくく落としやすい
● 保温性に優れており、快適な空間を作りやすい

ギャッベの生地は一般的に1~3cmほどの厚みがあるため、丈夫で足音が響きにくい作りになっています。さらに羊毛でできていることから防炎にも期待でき、引火しても燃え広がりにくいという特徴があります。

さらにギャッベは保温性に優れていることから、ホットカーペットや床暖房と併用できる商品を選ぶと冬をより快適に過ごせるでしょう。湿気を吸収してもすぐに放湿してくれるため、湿気でべたつく心配もありません。ギャッベを1枚敷くことで、くつろげる空間に仕上がります。

ギャッベを選ぶデメリット



ギャッベを選ぶデメリットは主に以下のとおりです。

● ダニやカビ対策が必須である
● 洗濯できない

ギャッベは羊毛でできていることから、汚れをきちんと落としていないとダニやカビが発生しやすくなります。さらに水で洗うのが難しいため、汚れを放置してしまうとシミになってしまうでしょう。以上のことから、ギャッベの取り扱い方法には十分注意する必要があります。

ギャッベを選ぶ際のポイント



ギャッベを選ぶ際のポイントは主に以下の3つです。

● 肌ざわりを確かめる
● 必要な大きさを測っておく
● インテリアになじむ色合い・デザインかチェックする

それぞれのポイントについて解説します。

肌ざわりを確かめる



ギャッベを選ぶ際は、肌ざわりを確かめましょう。一つひとつ手作業で織り出しているギャッベは、それぞれ異なる肌ざわりに仕上がっています。例えば裸足で踏みつけたときの感触や弾力、肌に触れたときの手触りなどに微妙な差が生じます。そのためさまざまなギャッベを触ってみた上で、気に入ったものを選ぶとより愛着が沸きやすくなるでしょう。

必要な大きさを測っておく



ギャッベを購入する前に、必要な大きさを測っておきましょう。お店でギャッベを見たときはちょうど良い大きさだと思っても、自宅に持ち帰ると小さく感じてしまう方は珍しくありません。お店と自宅の空間の違いによって正確な大きさを把握しづらくなるため、あらかじめ必要な大きさを測定しておき、それにあったギャッベを選ぶと失敗しにくくなります。

ただしギャッベは一つひとつ手作りであることから、ピッタリのサイズを見つけられないかもしれません。その際は必要な大きさを一つの目安にしながら、お気に入りのギャッベを探してみるのもいいでしょう。

インテリアになじむ色合い・デザインかチェックする



ギャッベを選ぶ際は、インテリアになじむ色合い・デザインかをチェックしてみましょう。一般的にラグを選ぶ場合、候補となる色やデザインを決めてから商品探しをされる方は多いかもしれません。しかしギャッベの場合は全て一点ものであることから、先に色合いやデザインを決めてしまうと選択肢が限られてしまいます。

そのためギャッベ選びのときはインテリアになじむかどうかを重視しておき、その中からお気に入りの1枚を見つけるのがおすすめです。すると普段は選ばないようなデザインに出会えたり、新たな発見があったりするかもしれません。

まとめ



ギャッベとは、古代から受け継がれている敷物のことです。快適な暮らしを実現するために織り出されたギャッベは、夏は涼しく冬は暖かな空間を作ってくれます。また羊毛でできていることから、汚れがつきにくいのも魅力の一つです。頑丈な作りになっているため、ホットカーペットや床暖房との併用もできます。

ペルシャンギャラリーでは、本場イランから仕入れた草木染めのギャッベを取り扱っております。数ある産地の中でも質の高いペルシャ(現イラン)のシラーズ産を中心に取り扱っているため、本格的なギャッベを楽しんでいただけるのがポイントです。熟練したスタッフがイランまで足を運んで調達しているため、品質にも自信があります。

東京都渋谷区にある青山本店、神奈川県鎌倉市にある鎌倉小町店、静岡県熱海市にある熱海店に来店していただくと、直接見て触ってお気に入りのギャッベを見つけていただけます。素朴な風合いが魅力のギャッベを、ぜひ手に取って確かめてみてください。

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